イチローの素質を見出した監督

サッカーや野球などのスポーツの世界では国籍や言語ができる、できないにかかわらず、才能や技能で評価されます。イチローもアメリカへは「助っ人」として入団しています。

イチローはドラフト4位で入団し、それほどの逸材とは思われていませんでした。打撃フォームも「振り子打法」といわれ、偏見もあり入団して数年は陽が当たりませんでした。しかし、仰木監督が素質を見出し抜擢すると大活躍が始まりました。

ホームランキング呼ばれた王貞治一塁手も入団後3年ほど芽がでませんでしたが、荒川コーチから「一本足打法」を指導されると、たちまちホームラン王になりました。当初は、あんな不安定なフォームではその内に打てなくなると多くの野球人は批判しました。 日米通算最多安打のイチローも通算最多ホームランを打った王もコーチに素質を見出され、変形フォームで世界一となりました。まさに尖った技術で世界を制したのです。このような実例は、ビジネスの世界でもたくさん起きています。素質ある外国人をスルーするか、採用するかは、人事担当者の眼力にかかっていると言えるでしょう。

コメントを残す